原作蹂躙度

ほら、よく「ホラー映画の恐さを表す数式」何ていうのを発表する人がいますが、メディアミックス全盛時代に生きる我々現代人としては、原作蹂躙度を定量的に把握すべきではないでしょうか。
というわけで、原作蹂躙度とはどのような概念なのか妄想してみます。
原作蹂躙度 G は、原作 X とそれから派生した作品 X' を比較して決定される量で、もちろん面白さとは基本的には無関係な量です。G(X,X') のような関数で表されるはずです。X と X' が全く同じなら(つまり完全なコピーなら)原作蹂躙度は 0 で、原作と異なる要素が増えると原作蹂躙度は増加することでしょう。
多分、

  • 原作に追加された要素の数
  • 原作から削られた要素の数
  • 原作から変更された設定の数(追加と削除で表せるかも)
  • シャッフルされた要素(話の順番とか)の数

この辺を適当に重みづけして足したような概念になっているのではないだろうか。
そうすると、作品 X と X を原作にした作品 X' と、X' を原作にした作品 X'' があるとき、X→X' の原作蹂躙度を A とし、X'→X'' の原作蹂躙度を B とし、X→X'' の原作蹂躙度を C とすると、A+B≧C となりそうなので距離空間(ソーカルっぽい!)みたいですね。対称性に疑問がありますが。