選挙や投票に関する問題の中のいくつかは、何かを実数にしてしまえば解決するのではないかという気がしてならない。

  1. 「A 候補にだいたい同意するけど、ある部分だけ意見が違っていて、そちらは B 候補と意見が同じである」という場合に、A 候補に 0.8 票、B 候補に 0.2 票のように割り振りたい、という意見を電波で受信したので、投票時には 1 票を任意の実数に分割して投票できるようにするべきである。
    1. 生じる問題点の予想
      1. C さんは A 候補に π-3 票、B 候補に 4-π 票入れ、D さんは A 候補に 97/113 票入れ、B 候補に 16/113 票入れました。さてどちらが得票数が多いでしょう?
        1. などという問題は、コンピュータの力を借りれば物の数ではない。
      2. 総和が 1 ならよいのであれば、A 候補に 200000 票、B 候補に -199999 票入れれば自分の意見が通りやすくなる。
        1. という人間がいる事を予想して、B 候補にグラハム数票、A 候補に 1-グラハム数票入れる。
          1. という状況は、さすがのコンピュータ様でも計算できなくなりそうなので、票の数に上限か下限をつけるべきか。-1 票を投じたいという意見は時々目にするので、下限を -1 票とするのはどうか。
    2. 小選挙区制では得票数に比べて議席の差が大きくなるそうだが、この制度を実施したら、この傾向は緩和されるか。
      1. トップの候補だけが議席を得る、という条件ではあまり変わらないか。
      2. 立候補者は選挙違反などをしない限り基本的に当選。ただし、議員が予算案や法案などについて投票するときは、得票数に比例した重みがつけられるとするのはどうか。
        1. 得票数が -100000 票の議員が 100000 票の議員と同じ影響力を持つのはいかがなものか。
          1. 得票数が正ならば当選に修正しよう。
    3. というシステムを作るのに何人の SE が必要か。