Linux の tzfile のマニュアル

http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man5/tzfile.5.html なんですけどね。タイムゾーン情報のファイルについて解説しているのですけどね。
ヘッダ部分の解説には

tzh_timecnt
ファイルに記述されている「遷移時間 (transition time)」データの個数。
http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man5/tzfile.5.html

と書いておいてですね、舌の根も渇かぬうちに

上記のヘッダに続いて tzh_timecnt という 4 バイトの long 型の値が (複数個) 続く。昇順で保管されている。これらの値は「標準」バイトオーダーで記述されている。それぞれは遷移時間 (time(2) が返す値) として用いられ、それぞれにおいてローカル時間の計算ルールが変更される。次に来るのは tzh_timecnt で、これは unsigned char 型の 1 バイトの値である (複数個続くこともある)。

http://www.linux.or.jp/JM/html/LDP_man-pages/man5/tzfile.5.html

なんて言い出すんですね。3 種類の異なるデータに同じ tzh_timecnt という名前を付けているように読めるのですね。これ「tzh_timecnt という 4 バイトの long 型の値が (複数個) 続く」は「4 バイトの long 型の値が tzh_timecnt 個続く」、「次に来るのは tzh_timecnt で、これは unsigned char 型の 1 バイトの値である (複数個続くこともある)」は「次に unsigned char 型の 1 バイトの値が tzh_timecnt 続く」という意味なんじゃないでしょうかね。その後も「〜cnt」という名前のデータに対して同じような事を言っているのですね。
ちなみに FreeBSD の tzfile のマニュアルは「4 バイト long 型の値が tzh_timecnt 個」という風に書いてますね。http://www.jp.freebsd.org/cgi/mroff.cgi?subdir=man&man=tzfile&dir=jpman-5.4.0%2Fman